【体験談】パチスロデビュー期⑤

パチスロデビュー期①

パチスロデビュー期②

パチスロデビュー期③

パチスロデビュー期④

 

ギャンブルの酸いも甘いも散々味わって、「パチスロはやめよう」と決意はしたものの、結果的に全くやめられなかった。

 

「借金をギャンブルで返せた」という体験は、成功したように見えて、実は一番あってはならない失敗体験だったということは、今になって振り返ればよくわかる。

 

24万の返済以降、さすがに友人から借金をすることはなくなったが、気持ち新たに

 

 

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「これからはちゃんと打つ」

 

と言い聞かせて翌日またパチ屋へ足を運んでいた。

(結局何も変わっていない)

 

そんなことを繰り返してるうちに大学4年生になり、パチスロ始めて1年が経っていた。

 

スロのことを考えない日はない。パチ屋の空間が楽しくて仕方がない。

 

もちろん、不安はあったので、やめたいとは思っていた。

でもやめられない。

 

当時の俺は、「どうやってギャンブルやめるか」よりも「どうやったらギャンブルとうまく付き合えるか」「どうやったらギャンブルで勝ち続けられるか」ばかり考えていた。

 

とはいえ、性格が面倒くさがりだし自制心がないので、勝つために設けたルールは続かない。

勝ってるときはいいけど、負けてるときはアツくなり一発逆転の打ち方をしてしまう。

たまにそれで勝てちゃったりするからタチが悪い。

冷静に勝つためのルールが守れないんだから、もうやってることは100%ギャンブルなのだ。

 

ある日、ジャグラーで常勝してる人に出会った。

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パチプロ(?)と呼ばれてる人

 

話を聞いてみたら、彼は「設定差が判別しやすいジャグラーしか打たない」「機械的に打つ」を徹底していたらしい。

ひたすら高設定の台を探して歩いて探して歩いて、見つかれば打つ。

見つからなければひたすら探す。打たないで帰ることもよくあるらしい。

 

(めちゃくちゃ我慢強いな…)

 

ハヤト「それ、つまんなくないですか?」

 

プロ「つまんないよ。楽しく打ってる人がうらやましいよ。笑」

 

(なるほど…)

 

確かに、勝ち続けるってこういうことなんだな。

 

自分がいかに"ただのギャンブル"をしているのかを強く認識させられた。

今思えば、これもやめるきっかけだったのかもしれない。

 

でも当時の俺は、「俺ならもっと楽しく勝ちたい」って考えていた。

 

「楽しく打って金を稼ぐ。その道が最高なんだ。」と。

 

楽して稼ぎたいから打つ

負けて金がなくなる

バイトして稼ぐ

打つ

負けて金がなくなる

 

ひたすらこの繰り返し。

 

そうこうしてるうちに留年が決まった 

 

(パチスロデビュー期 おわり)